あおぞら保険 2025年12月コラム

冬の家は意外と火種だらけ?あなたの習慣が危険に変わる瞬間
―無意識のクセが火災を招く?―
冬になると、家の中で過ごす時間が自然と増え、暖房器具やこたつの温もりに癒やされる季節でもあります。
そんな心地よさに包まれると、つい気が緩み、「ちょっとだけ」「少しの間だけ」という行動が増えがちです。
洗濯物をストーブの前に寄せてみたり、こたつでそのまま寝てしまったり、増えてしまう電気コードを見えないように奥に押し込んでしまったり——。
どれも日常ではよくあることですが、「危険」と結びつけて考える機会は多くありません。
しかし火災は、特別な事故よりも、こうした“何気ない習慣”が積み重なったところに生まれやすいものです。
今回は冬にやりがちなちょっとした危険な習慣とその対策を紹介していきます。
■ ストーブの前に洗濯物を置く
冬になると洗濯物が乾きにくい。
それでつい、ストーブの前に“ちょっとだけ”置いてしまう人は多いはずです。
しかし、乾燥した空気の中で布や紙を長時間温め続けると 低温着火 を起こすことがあります。
これは、100℃程度のレベルでも自然発火する現象です。
距離が20cmか30cm「離れているつもり」でも、熱は想像以上に広がります。
「乾きやすい場所」は、「火が育ちやすい場所」でもあるのです。
対策:ストーブ周囲の半径1メートルには何も置かない。
これだけで火災のリスクは一気に下がります。
■ 電気毛布・こたつの“つけっぱなし”
こたつの中や電気毛布のほのかな熱は眠気を誘い、気を抜けばそのまま寝てしまうことも多くありますよね。
しかし、こたつや電気毛布の長時間使用、特に【つけっぱなしで寝てしまうこと】は、過熱や古いコードの劣化を招き、火災の原因になります。
実際、冬季の家庭火災の中でも、就寝中の電気器具が原因になるケースは少なくありません。
人が寝ている間は気づくのが遅れるため、小さな焦げがそのまま大きな炎に育ってしまうリスクが高いのです。
対策:
・寝る前に電源を切る。
・タイマー付きの製品を使う。
・コードの劣化チェックを習慣に。
■ コードやタップを隠す・差しっぱなし
冬は暖房器具や照明など電気製品が増える季節です。
その結果、増えてしまうコードやタップが目立って邪魔になるため、家具の後ろやカーペット下に“とりあえず押し込む”というのは、あるあるの光景です。
しかし、コードは熱を逃がすことで安全を保っていますが、押しつぶされたり、熱がこもったりすると損傷が進みます。さらに埃がたまれば、乾燥した冬には静電気が発火の引き金に。
対策:
コードは見える場所に配置し、使用しない電源はこまめに抜く。
面倒に感じることもありますが、とても大事な習慣です。
■ 冬のお気に入りスポットが危ない?ペットが陥る低温火傷とは。
冬になると、暖房器具の前はペットにとって最高の休憩スポットです。
犬や猫は毛に覆われているため、人間以上に熱さを感じにくく、被毛の下で低温やけどが進行していても気づきにくいのです。飼い主にとっては「少しぬるい」と感じる程度でも、長時間同じ場所に触れ続けることで火傷してしまうことがあります。
ペットはただ暖かい場所を求めて近づくので、飼い主が安全な距離を確保してあげることが大切です。
対策:
・暖房器具にはペットガードを設置する。
・ペットのベッドや毛布は熱源から離し、長時間同じ場所にいないよう注意しましょう。
まとめ:冬の火災の危険をちょっとした工夫で守ろう!
火災は突然起こる事故ではなく、日常の何気ない行動が少しずつ火の芽を育ててしまうことがほとんどです。
ストーブの前に置いた洗濯物、こたつでのうっかり寝落ち、隠したコード、暖房器具の近くでの作業――どれも“ついやってしまう”行動ですが、そのままにしておくと危険につながります。
しかし、ちょっとした工夫や習慣の見直しで、安心と心地よさの両方を得ることができます。
今日から少しだけ、家の中の火の芽に気を配ってみませんか?


