冬道の走行

12月後半から寒い日が多くなり初雪も降りましたね。これからの季節、ますます気温が低下する日が続いていきますが、車の冬支度はお済みですか?冬道の走行は、雪が降らない日でも路面の凍結に注意が必要です。スリップ事故を防止するためには、以下の点に注意しましょう。

☞冬用タイヤの装着

冬用タイヤは、夏用タイヤに比べて溝が深く、路面との摩擦係数が高くなっているため、スリップしにくくなります。また、スタッドレスタイヤは、さらに高い摩擦係数を発揮するため、特に雪道や凍結路で効果的です。

☞安全な速度で走行

速度を出すほど、タイヤの接地面積が小さくなり、スリップしやすくなります。また、急ブレーキや急ハンドルも、タイヤのグリップを奪い、スリップにつながる可能性があります。

☞車間距離を十分に取る

前方車両との車間距離を十分に取ることで、追突事故のリスクを減らすことができます。また、急ブレーキをかける必要が生じた場合にも、十分な減速距離を確保することができます。

☞カーブではゆっくり走行

カーブでは、タイヤへの荷重が片側に大きく偏るため、スリップしやすくなります。カーブの手前では、十分に減速して、ゆっくりと曲がるようにしましょう。

☞路面状況に注意

路面が濡れている場合や、雪や氷が積もっている場合などは、特に注意が必要です。路面状況に応じて、速度や運転方法を調整しましょう。

☞橋の上やトンネルの出入口付近は早めの減速

橋の上やトンネルの出入口付近は風を遮るものがないことが多く、路面が凍結しやすくなります。

乾燥した路面からそのままの速度で橋を渡ろうとしたり、トンネルから出ようとしたりするとスリップする危険性があります。橋の上やトンネルの出入口付近では、「凍結しているかもしれない」と意識して、速度を落としハンドルをしっかり握って走行しましょう。

☞日暮れから翌朝までの時間帯は要注意

日が暮れると、雪などで濡れた路面の水が凍り始めるため、スリップしやすくなります。

また、夜間は道路の凍結した箇所が濡れたように見えるので、路面凍結に気付きにくく、十分な注意が必要になります。朝になると、凍結した路面の表面の氷が溶け出して、車が水の上をすべる状態になる危険性もあります。日暮れから翌朝まではとくにスリップしやすい時間帯だと認識して運転しましょう。

法定点検や車検などでご自身のお車の安全性の確認、天気予報は積雪だけでなく降雨や気温もチェック、悪天候の日の不要不急のお車での外出を避けるなど、“命を守る運転”を心がけましょう。

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事故対応

事故をおこしてしまったときの対処は、法律で運転者に義務付けられています。また、単独の自損事故か相手がいる事故かによっても対処法は変わってきます。そこで、車をぶつけたときに取るべき行動を、事故で使える保険や修理費用の目安と併せて解説します。